デンマーク・コペンハーゲン・ローゼンボー城観光―王様の愛娘レオノラ・クリスティーナの波乱な一生

北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは！デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、中学校1年生と、4年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った3歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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デンマーク・コペンハーゲン・ローゼンボー城観光―王様の愛娘レオノラ・クリスティーナの波乱な一生

レオノラ・クリスティーナは、1621年、デンマークで最も有名な17世紀の王様クリスチャン4世の2番目の妃キアステン・モンクの愛娘として生まれ、1636年に15歳で貴族のコアフィッツ・ウルフェルドと結婚しました。コアフィッツ・ウルフェルドはデンマーク政界の重要なポストを歴任しました。

レオノラ・クリスティーナは、クリスチャン4世と同様に賢明で、芸術への才能があり、音楽、絵画、文筆に優れており、すぐに様々なことを覚え、勉強熱心だったことが分かっています。父王クリスチャン4世と同じく、的確に、描くような豊かな表現を用いて、意見や気持ちを表すことが出来ました。

更に、当時の国際的な言語であるフランス語、ドイツ語、ラテン語に精通し、その後滞在したドイツ、オランダ、フランス、イギリスで、イタリア語、スペイン語、及び英語も習得していました。

レオノラ・クリスティーナとコアフィッツ・ウルフェルドの夫婦仲はよく、1638年から1651年の間に2人は15人の子を設けました。その内4人の男子と3人の女子が成人できました。後にレオノラ・クリスティーナが釈放された時に生きていたのは5人の子供だけでした。

しかし、コアフィッツ・ウルフェルドはやがてクリスチャン4世と意見を対立させるようになり、1648年クリスチャン4世の死後、レオノラ・クリスティーナとその夫コアフィッツ・ウルフェルドは、王位を継いだフレデリック3世と王妃ソフィー・アマリエと仲が悪くなり、1651年2人は隣国のスウェーデンに亡命し、1658年にはスウェーデン王室の代表としてデンマーク王室との交渉にあたりました。

1659年コアフィッツ・ウルフェルドはスウェーデン人からスウェーデン王家への大逆罪を告発され、逮捕されました。2人はスウェーデンからデンマークへの逃亡に成功し、1660年2人はボーンホルム島のハマースフスに投獄されました。スウェーデン王もデンマーク王も、2人の幽閉の条件を緩めることはしませんでした。

1661年にフレデリック3世は2人を釈放しましたが、1663年コアフィッツ・ウルフェルドが再び今度はデンマーク王家への大逆罪で告発されると、コアフィッツ・ウルフェルドは逃亡し、ライン川を渡る船の上で死亡しました。

レオノラ・クリスティーナは、1663年亡命したイギリスで逮捕され、デンマークに召喚されました。

1685年に王妃ソフィー・アマリエが亡くなるまで、レオノラ・クリスティーナは、王宮クリスチャンボー城地下の牢屋に22年間幽閉されました。その間レオノラ・クリスティーナは、フランス語で幽閉生活に関する自伝を書いています。

レオノラ・クリスティーナは、釈放されたのちは、コペンハーゲンのあるシェラン島の南マリボーの修道院で余生を過ごし、1698年に76歳8か月の長い生涯を終えました。

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2003年からデンマークに在住の公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーター＆主婦で３人の母親の、

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