デンマークの政治と王室外交の中心、クリスチャンボー城

北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは！デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、中学校1年生と、4年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った3歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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デンマークの政治と王室外交の中心、クリスチャンボー城

デンマークの首都コペンハーゲンの名実ともに中心は、クリスチャンボー城と言えます。

このお城は、18世紀末までデンマーク王家の居城で、現在は国会議事堂、首相官邸、最高裁判所、迎賓館を有しています。

つまり政治の三権すべてと王室外交の拠点なのです。

クリスチャンボー城は火災の為に2回再建されており、現在のお城は1928年に完成しました。

クリスチャンボー城の迎賓館は、女王様が主催して欧州各地の王家の方々や大使が招かれる新年の祝賀パーティーや、公式訪問した各国の首脳や王家の方を招く晩餐会の会場とななります。また迎賓館では、現在も君主マルグレーテ2世女王陛下が、首相を形式的にですが任命したり、各国大使を迎えたり、法律にサインをします。

しかし迎賓館は、王家のイベントがない時には月曜日以外一般に公開されています。また、国会議事堂も一般公開されており、ガイドツアーへの参加や国会の聴講が可能となっています。

その他にも、クリスチャンボー城には、長年王家の晩餐の準備をし、現在は1937年当時の姿が保存されている調理場、パレード用の馬が現在も飼育されている厩舎、地下にある1167年と1731年に建設された今は無きクリスチャンボー城の遺跡、1826年に建設され王家のキリスト教に関する行事を担ってきたクリスチャンボー城教会もあり、これらも一般公開されています。

厩舎は1740年に建設され、その後の火災を免れており、実は焼けて再建されているお城本体よりも古く、焼失したクリスチャン6世のバロック様式のお城の面影を今に伝えています。厩舎には260頭分の場所がありますが、現在ではパレード用の白い馬が約20頭飼われています。しかし夏は馬達は郊外の牧場に出かけて、新鮮な草を食んでいるので不在です。

更に、クリスチャンボー城の塔は誰でも無料で上れるようになっています。塔の高さは106mで、コペンハーゲンで最高です。町を一望したり、塔の上にあるレストランで現代風に解釈したお洒落なデンマーク伝統料理を食することが出来ます。天気のいい日には、隣国のスウェーデンまでもが見えます。

塔に上る際と、国会議事堂に入る際には、さすがに国の政治の中心なので、空港にあるような荷物と入場者のセキュリティーチェックがあります。

政治の中心であるクリスチャンボー城前の広場では、よくデモンストレーションも行われています。

住所

Dronningsporten Indre Slotsgård 1

1218 København K

ホームページ

https://kongeligeslotte.dk/da/slotte-og-haver/christiansborg-slot.html

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