デンマークの首都の歴史を伝える、新しくなったコペンハーゲン博物館

写真出典：Københavns Museum, Adam Mørk

北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは！デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、中学校1年生と、4年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った3歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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デンマークの首都の歴史を伝える、新しくなったコペンハーゲン博物館

2020年2月、コペンハーゲン市庁舎の裏に、以前はヴェスタブロ地区にあったコペンハーゲン博物館が装いを新たにしてオープンしました。

コペンハーゲン博物館は、デンマークの首都コペンハーゲンの歴史を伝える博物館です。

街の外観がどう変化してきたかだけでなく、移民、文化の多様性、個人の生活や集団生活、子供の生活、公園や集合住宅の中庭、持続可能な街の発展、童話作家アンデルセンや、哲学者ソーレン・キルケゴーを始めとするコペンハーゲンが生んだ著名人の人生、メトロ建設時に発掘された考古学的遺物が語るコペンハーゲンで人間が初めて生活し始めた頃の事、文化の発生、中世やルネッサンス期や近代の日常生活が紹介されています。

コペンハーゲン博物館では、ヴァイキング時代の動物の骨でできた櫛や、中世の戦士の頭蓋骨、18世紀の輿、木製の自転車など、その時代を象徴する遺物や、各時代の音や映像や街の再現、街全体の模型を通して、コペンハーゲンの歴史を学ぶことが出来ます。

デンマークは第二次世界大戦でドイツに早々に無条件降伏した為、連合国軍が空爆をしませんでした。その為、18世紀に2回の大火があったものの、ドイツの大都市などと異なり、首都コペンハーゲンでは、15世紀以降の建物が残っています。従って、コペンハーゲン博物館で写真や映像を見ると、今でも使われている建物は同じなのに建物から出てくる人の服装が異なっていたり、街の作りは今と同じなのに馬車が走っていたりして、この街が見て来た時代の変遷を感じます。

コペンハーゲン博物館の中庭は博物館の訪問者に開放されており、そこで持参したお弁当を食べたり、コペンハーゲンで食されてきた植物を眺めたりすることが出来ます。都会のオアシスとも言える緑の空間です。

また、コペンハーゲン博物館は、通常お城や博物館が閉館する月曜日にも毎日開館しているのが魅力です。更に、通常博物館は10時または11時開館ですが、コペンハーゲン博物館は9時開館で、他の博物館よりも閉館時間が遅く、木曜日以外は18時まで、木曜日は何と21時まで開館しています。

特に、月曜日に歴史探訪をしたいという観光客の方にお勧めの博物館です。

住所

Stormgade 18
1555 København V

ホームページ

https://cphmuseum.kk.dk/

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