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PTSDに悩んだ元デンマーク軍兵士がアマゾンのジャングルで救いを得た話

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北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは!デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、中学校1年生と、4年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った3歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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PTSDに悩んだ元デンマーク軍兵士がアマゾンのジャングルで救いを得た話

35歳の元デンマーク軍兵士、ヘンリック・マーティン・アナセン氏は、アフガニスタンに派兵された元デンマーク軍兵士です。

現在ヘンリック氏はデンマークのユトランド半島北部住んでいますが、数年前はペルーのアマゾンのジャングルに3年間住んでいました。アマゾンの森と自然が、アフガニスタンで負傷したヘンリック氏は、心の平静と人生の意味を見つける為の長い戦いをしなければならなかった自分を救ったとヘンリック氏は述べます。

ヘンリック氏はデンマーク軍兵士として9年間勤務し、アフガニスタンに2回派兵されました。2011年の2回目の派兵において、22日目にタリバンからの攻撃を受け、ヘンリック氏は爆弾の破片による大きなけがを負いました。

「爆弾による突風にあおられ、爆弾が発電機を破壊して、基地の電気は消えてしまいました。私は『負傷した。』と叫び、私の最も近くにいた同僚が、『ヘンリック、動いてはいけない。』と叫びました。」

「次々に爆弾が投げ込まれ、同僚は医療部隊を呼んでくれましたが、攻撃が続くので、近寄れませんでした。それから私はある程度の時間が経ってから目覚めましたが、足には包帯がまかれ、あの後どうなったのか分かりません。」

ヘンリック氏の足の先には爆弾の破片が刺さっていました。ヘンリック氏はデンマークに返送され、複数回の手術とリハビリを受けました。その当時は、医師にはヘンリック氏が再び歩けるようになるか分かりませんでした。歩けなくなるかもしれないという恐れが、ヘンリック氏に深く刺さりました。

「私は常にアクティブな生活を送っており、周りの人は、アフガニスタンで私に起こる最悪の事態は、足を無くすことだねと言っていました。だから、死んだほうがましだと思いました。」

結果的には、足の一部を切除することで済んだのですが、長期間に渡るリハビリは、心理的に最悪の長い旅路のように思われました。同時に、攻撃の記憶がよみがえり、ヘンリック氏の心を苦しめるようになりました。ヘンリック氏は、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)と診断されました。

「私にとって臨床心理士に助けを求めるのは難しいことでした。また、攻撃のことを夢に見るようになりました。更には、市役所の職業安定所に行って、なぜ仕事ができない状態なのかを説明しなくてはなりませんでした。これは大変ストレスのかかることでした。ある意味、戦地に出るよりも市役所に行く方がきつく思われました。」

「外に出て、買い物をしたり、人と会ったりするのが難しくなりました。大きな音がすると、怖く思うようになりました。恐怖は長い間続きました。生きることに対する光を失い始めました。」

ヘンリック氏は、自分が何度も抗うつ剤を飲むとかえって状態が悪くなると訴えるのにもかかわらず、医師が抗うつ剤を処方して問題を解決させようとするたびに、デンマーク社会が自分に背を向けていると感じました。

「抗うつ剤を飲み続ける自分は考えられませんでした。この状態をずっと続けなければならないことも考えられませんでした。」

その為、ヘンリック氏は視野意志を頼るのではなく、自分の手で問題を解決する決断を取りました。自分の目で自分の中にある恐怖を見る為に、大きな音や行政の官僚主義や抗うつ剤のない、アマゾンのジャングルに飛ぶことにしたのです。

ジャングルの中で、ヘンリック氏は開放的な空の下、自然との対話の中で、自分を取り戻していきました。

「自然は自分が自分自身でいられる、リラックスできる場所を与えてくれました。電話やインターネットやフェイスブックからの大量の情報はほとんどありません。自分自身だけでいられ、私の考えは自由に動き回ることが出来ました。」

ジャングルのシャーマン達に教わって、ヘンリック氏は自然療法のアヤフアスカを試し始めました。これは、ジャングルの植物から醸造される、精神的な影響を持つ幻覚誘起物質DMTを含む、非常に議論が巻き起こっている幻覚飲料です。

初めの2回は、小さなコップでその黒い液体を飲むと、強いハルシネーション(幻覚、幻聴)を感じました。

「私は生き物がどこからともなく現れ、私達の間を歩き回り、人々から何かを取っていくのを見ました。それから、木々の間を見て、全てが生き生きとして、つながるのを感じました。」

「3回目が自分のターニングポイントとなりました。私は嘔吐し始め、嘔吐と共に、何かを手放す感覚があり、自分にとって全てが色彩と命を取り戻す気がしました。それから、その何かは私の中に戻ってきていません。周りの人は、人生をまた生きることが出来るようになったのだと言います。何かが自分の中で灯る感じでした。」

アヤフアスカはデンマークでは違法です。医師は、苦悩や自分や他人を傷つける危険な衝動を副作用と成り得ると警告しています。ヘンリック氏も、自分の歴史の中でアヤフアスカを使用したことを輝かしいこととして思っているわけではありません。ただ、ヘンリック氏は、アヤフアスカはペルーで何百年も熱帯雨林の住民の間でよく知られているということを強調します。

「もちろん、南ユトランド半島の農家で栽培してみるという種類のものではないと思っています。十分に訓練された人が取り扱うことが重要だと思います。万人に良いものであるかは分かりませんが、自分にとっては全く正しい物でした。」

ジャングルに3年住んだヘンリック氏は、徐々に心の平穏を取り戻し、次の場所に移る決断をすることが出来ました。ヘンリック氏はインドに飛んで瞑想のコースを受け、米国を旅して、現在の恋人に出会いました。

その後ヘンリック氏はデンマークに戻り、モアスの自然の中で暮らすことにしました。

「キノコや薬草やカバノキの樹液など、デンマークの森からの恩恵を集めています。」

ヘンリック氏は現在、障碍者年金を受給しており、PTSDは未だヘンリック氏の奥深くに根差しています。以前よりPTSDへの対応がずっとうまくなったと感じていますが、職場に戻ることはないだろうと感じています。

「物理的に体を動かすようにしています。ヨガや瞑想をして、健康的な食事をし、自然の中で過ごすようにしていると、以前は何日も悪夢から逃れられなかったのが、今は数時間で悪夢を忘れられます。」

何年も人生の意味を探し続け、回り道をして、今やっとヘンリック氏にとって生きることの意味が見え始めている所です。ヘンリック氏は自分の話が、同様の心の中の旅路を辿っている人にとって励みになることを願っています。

「希望があるんだということを、自分と同じ状況にいる人に伝えたいです。同時に、希望を見出す為には、自分で方法を探さねばならないこともあると。構築された制度が提供できること以外にも、多くの方法があります。」

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北欧デンマーク通信 

北欧の福祉や環境政策、さらには心地良いを意味するヒュッゲで知られるデンマーク。

国民みな共働きでワークライフバランス重視の考え方、生き方の、実際どうなの?を、

2003年からデンマークに在住の公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーター&主婦で3人の母親の、

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