デンマークでバスの中でパーティーをしてコロナ感染拡大防止法に触れた人々

北欧デンマーク通信

デンマークの教育や生活、働き方、制度やデンマーク人の考え方について

こんにちは！デンマーク公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーターのウィンザー庸子です。

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デンマークの人口は約580万人で、これは兵庫県の人口規模とほぼ同じとなっています。ちなみに、コペンハーゲン市の人口は市内が約65万人、市外の住宅地なども入れたコペンハーゲン圏では約130万人で、これは神戸市の人口規模に匹敵します。国土の大きさは九州くらいです。

我が家には、デンマーク人の主人、デンマーク人でもあり日本人でもある、小学校6年生と、3年生の男子2人と、1歳のちょうどお誕生日の日から保育園に入った3歳の女子1人と、日本人の私がいます。

そこで私たちがデンマークで生活する中で感じる、デンマークの教育や、仕事や、生活や制度、デンマーク人の考え方について、お話したいと思います。

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デンマークでバスの中でパーティーをしてコロナ感染拡大防止法に触れた人々

デンマークの北シェラン島にあるコッケデールで、2021年3月12日、バスの中に55人が集まって誕生日会をし、コロナ感染拡大防止法に違反していたことが分かりました。

市民からの通報で警察がバスを止め、参加者の内44人が一人2500クローネ（約4万4千円）の罰金刑を受けました。残りの15人は15歳以下だった為、放免となりました。

更に、パーティー用のバスを貸与していたバーバス社も、参加者よりも大きな罰金を科されることとなっています。その額は、これ以前にも同様のことが行われていたのかによって決定されます。

バーバス社のラッセ・コートセン社長は、交通省から書面で、このバスが定員の50%までなら載せて走行してよいという許可を得ていたと主張し、デンマーク国営放送に書面で次のように回答しました。「昨日のエピソードが私達の業務に障害を与えないことを願っています。交通住宅省から、ダンスとパーティーと飲酒がなければ、バスを走行してもよい旨書面での通達を受けていました。」

バーバス社の社長の見解は、実は交通省が2020年12月16日に送った通達と合致していません。その通知には明確に、「共通の活動または共通の催し物に対しては、集会制限が適用される。」とあり、更に、2020年5月に既にパーティーバスは集会制限に当たると判断されたことが書かれています。

しかしラッセ社長は、2021年3月12日夜には実際に走るパーティー会場として機能していた事実にもかかわらず、バーバス社のバスは技術的仕様から分類すると観光バスのカテゴリーに入るので、集会制限の対象になるとは見ていません。「私達のバスは観光バスとして登録されています。従って、間隔を空けて、マスクをして、通常よりも入念且つ頻繁な清掃をして運航するという、他の観光バスと同じ規則が適用されるはずです。飲酒禁止というのは12日にも守られていました。こうした制限事項は、交通住宅省から直接送られたものでした。」

この見解についても、交通省が2020年12月16日に送った書面の内容と矛盾があります。交通省ははっきりと、「パーティーバスは、その目的がA地点からB地点に移動することではなく、走行しながらパーティーを行うことであるという観点から、その他のバスと性質を異にする」として、パーティーバスと観光バスを始めとするその他のバスを分けています。

更に交通省は、デンマーク国営放送の問いに対して、全てのパーティーバスは、乗客をA地点からB地点に運ぶことかバスの中でパーティーをすることか如何に拘らず、走行するという目的においてのみ、観光バスをして登録されていると回答しました。

デンマーク乗客運輸協会ミケール・ニールセン会長は、「政府の推奨事項や規則を破ろうとする会社が出ることにうんざりしています。パーティー用のバスとして使われたなら、もちろん許可されるわけがありません。」と述べます。

更に、「こうした問題には本当にうんざりしています。バス業界全体がこの難しい状況の中迫られている対応に反する行為です。」と続けました。

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北欧の福祉や環境政策、さらには心地良いを意味するヒュッゲで知られるデンマーク。

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2003年からデンマークに在住の公認ライセンスガイド・通訳・コーディネーター＆主婦で３人の母親の、

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